いも麹 芋

いも麹 芋(国分酒造)

麹:芋麹

種麹菌:白麹

度数:26度

総合評価:★★★

香り:★★★

→一種独特の上品で微かに甘い薫り。

口当たり:★★★

→強めの辛さがまず際立っている。

味の広がり:★★★

→表現しにくい「渋味」。ボリューム感あり。

後味:★★★★

→鋭角的に切れる。淡く甘い余韻が残る。

評価時の呑み方:お湯割り

評価日:2004/08/12

備考:評価品ロット:2003年仕込み

総合コメント

芋麹製法の先鞭をつけたパイオニア的銘柄。戦後まもなくの頃には闇で同種の焼酎が造られていたことがあったらしい。この銘柄は生産年度によって味が結構変わる由。以前に一度、2002年度ロットのものを呑んだが、その時は将にフルボディの芋焼酎らしい味わいだと感じた。ただ、今回呑んでみた印象はその時の記憶とはかなり違う。一種形容し難いのだけれど、薫りから後味まで「樹木」のような味わいが一貫して続いている、ように感じた。これはあえていうなら、これは「渋味」の一種に該当するのかもしれないが、感じるのはむしろ若々しさ。この味が主旋律なので、味わいを書き表すのに大変困る。この銘柄が木桶蒸留という話は聞いたことがないので、味わいの正体は、多分「樹」以外の「何か」なのだろう。他の芋麹銘柄とも一線を画する味わいである。全体的には辛口寄りで、後味も背筋が伸びてシャープ。お湯割りで呑むとふくよかな味わいも愉しめる。芋の甘みもしっかりあるのだが、先の「樹」の味とも相まって、なかなか一筋縄でいかない銘柄だと感じた。

2004/08/12